成長戦略

基本方針

当社グループは、今後予想される市場環境や顧客ニーズの変化に適切に対応し、さらなる成長を実現するための施策の一環として、中期経営計画2024(2022年3月期~2024年3月期)を策定しています。

中期経営計画2024では、事業領域の拡大、事業領域の深耕、人材の採用育成の3つの注力施策を設定し、持続的な成長と高い収益性の実現を目指しています。

中長期の成長イメージ

中長期の成長イメージ

注力施策

#01 戦略/DXコンサルティングをフックとした領域拡大

事業領域拡大の急先鋒であるXspear Consulting株式会社を中核企業として、戦略/DXコンサルティングの強化を推進してまいります。業界トップティアのコンサルティングファームで経験を積んだプロフェッショナル人材の積極採用を進めることで、金融、小売・流通、建設、製造、行政等の分野におけるコンサルティングをフックとした新規領域の開拓に取り組んでまいります。

戦略/DXコンサルティングをフックとした領域拡大

#02 Simplex Wayを軸とした事業領域の深耕

金融フロンティア領域においては、金融機関のDX推進パートナーとしてさらなる高付加価値サービスを提供することで、安定的な成長を図ってまいります。新規領域においては、他の産業に先駆けて新たなテクノロジーを導入してきた金融フロンティア領域での豊富な実績/ノウハウをテコとして、Simplex Wayを徹底することにより、参入障壁の高い領域で高い収益性の実現を目指す戦略を推進してまいります。

Simplex Wayを軸とした事業領域の深耕

Simplex Wayとは、当社グループの造語であり、ビジネスとテクノロジー双方に精通したハイブリッド人材で編成されたプロジェクトチームが、最上流のコンサルティングからシステム開発、運用保守に至るすべての工程に責任を持ち、一気通貫かつ自社完結でのトータルソリューションを提供するビジネスモデルを指します。
元請けから下請けに作業を段階的に委託していく多重下請け構造が一般的な国内IT業界において、顧客企業と直接取引を行うプライム受注(発注元である顧客企業との直接取引)を徹底しつつ、下請けへの丸投げも行わない自社完結モデルを維持している当社グループのような企業は少ない現状にあります。

#03 高いポテンシャルを有した新卒採用のさらなる強化

国籍/年齢/性別/職歴不問とする採用ポリシーの下、ビジネスパーソンとして高いポテンシャルを秘めた最優秀層のみをターゲットとする新卒採用を今まで以上に強化してまいります。今後もSimplex Wayを徹底することにより、顧客企業のDX推進を担うコア人材の育成に努めてまいります。

#04 高い専門性を有したプロフェッショナル人材の採用育成

事業領域の拡大と事業領域の深耕に向けて、AI/ブロックチェーン/クラウド技術等、DX推進に欠かすことのできないキーテクノロジーの高度化に努めてまいります。中途採用を強化すると共に、各キーテクノロジー毎に選抜されたコンピテンシーリーダーを中心に、高い専門性を有した人材の育成を推進してまいります。

高い専門性を有したプロフェッショナル人材の採用育成

進捗状況

中期経営計画2024で掲げた数値目標については、既に3か年計画の第2年目にあたる2023年3月期において達成を果たしております。最終年度となる2024年3月期についても更なる業績拡大を見込んでおります。

長期成長戦略「Vision1000」について

DXの潮流の中、当社グループが一定の社会的インパクトを持つために、まずは売上収益1,000億円を目指すことが重要であると考えております。こうした考えの下、今後予想される事業環境や顧客ニーズの変化に適切に対応し、持続的な企業価値向上を図っていくための長期成長戦略として、当社グループの目指すべき姿を定めた「Vision1000」(2023年10月26日発表)を新たに策定しました。

「中期経営計画2027」について

併せて、当社グループは2025年3月期から2027年3月期までの3か年の「中期経営計画2027」(2023年10月26日発表)を策定しました。本計画は、「Vision1000」の実現に向けた中間地点として位置付けており、中期経営計画2024の3つの注力施策の更なる進化を図り、より一層のグループシナジーを発揮することで、持続的な成長と高い収益性の実現を目指してまいります。

中期経営計画2027

用語解説

金融フロンティア領域

当社グループ内の造語であり、金融機関のフロントオフィスにおけるトレーディング等の収益業務及びリスク管理業務等をテクノロジーの側面から支援する領域を指します。銀行、総合証券、インターネット証券が主たる顧客です。

クロスフロンティア領域

当社グループ内の造語であり、顧客企業のビジネスの成功にテクノロジーが大きく貢献する領域を指します。言い替えれば、テクノロジーとビジネスが不可分の関係にあり、テクノロジーを駆使することでさらなるビジネスの発展を望むことができる領域を指しています。
金融フロンティア領域は、まさにテクノロジーが主導する形でビジネスが推進されてきた領域であることから、クロスフロンティア領域の主要な領域のひとつですが、これに加えて、当社グループが直近で進出している、生保・損保、暗号資産等の新規領域、さらには、業種横断で提供される戦略/DXコンサルティングサービスを含みます。

エンタープライズDX

当社グループの造語であり、クロスフロンティア領域のうち、当社における売上収益が業種単位で一定の規模に満たない業種群の総称です。

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